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30坪の家の間取り実例 – 工夫すれば狭小地でもオシャレ&低予算で建つ

30坪の家の間取り実例 – 工夫すれば狭小地でもオシャレ&低予算で建つ

都市の利便性が高い地域は、土地が不足気味です。また、高額ですから、都市部に家を建てるなら「30坪程度の家がいい」「快適かつコンパクトな家にしたい」と考えている方が少なくないでしょう。

さて、30坪くらいの家は、どんな感じの間取りになるのでしょうか?30坪で、快適に過ごせるのでしょうか?相応のリーズナブルな価格で建てられるのでしょうか?―― 疑問が尽きませんよね?

そこで、本稿では30坪の家の間取りや、コンパクトで快適な家を建てるためのアイデアをご紹介します。あなたも制約をはねのけ、創意工夫で愛着の湧くマイホームを建ててみませんか?

創建ホームのコンパクトなセミオーダー住宅はこちら

目次

30坪の家の間取り実例

さて、30坪の家って、一体どんな感じの間取りになるのでしょうか?

創建ホームが提供しているセミオーダー住宅「FLEXsi」の中から、参考になりそうなプランをご紹介します。

Mプラン:延床面積102.68m²(31.06坪)

「FLEXsi」のMプランの延床面積は「102.68m² (31.06坪)」です。

一部の柱のみ位置を固定していて (下図の赤い箇所)、この柱の位置さえ変えなければ、間取りを自由にアレンジしていただけます。

FLEXsi Mプラン

一例をご紹介しましょう。

FLEXsi Mプラン
FLEXsi Mプラン

こんなふうに、アレンジすることも可能です。

FLEXsi Mプラン
FLEXsi Mプラン

外観は、こんな感じになります。

FLEXsi Mプラン
FLEXsi Mプラン

Mプランなら、シンプルな3LDKの間取りを実現できます。標準的な広さのお部屋だけでなく、収納もそこそこ確保できますよ。

FLEXsi Mプランの詳細はこちら

Sプラン:延床面積93.98m²(28.42坪)

「FLEXsi」のSプランの延床面積は「93.98m² (28.42坪)」です。

Mプランと同様に、一部の柱のみ位置を固定しています (下図の赤い箇所)。この柱の位置さえ変えなければ、間取りを自由にアレンジしていただけます。

FLEXsi Sプラン

一例をご紹介しましょう。

FLEXsi Sプラン
FLEXsi Sプラン

こんなふうに、アレンジすることも可能です。

FLEXsi Sプラン
FLEXsi Sプラン

外観は、こんな感じになります。

FLEXsi Sプラン
FLEXsi Sプラン

Sプランなら、コンパクトな3LDKの間取りを実現できます。居室や収納の面積を最小限にして、予算を抑えたい方にぴったりですよ。

FLEXsi Sプランの詳細はこちら


狭小地にコンパクトな家を建てる工夫・アイデア

都市部では、郊外に比べてひとつの土地が小さく、かつ高額です。ですから、その上に建つ家も必然的にコンパクトになります。

たとえば、5年ごとに実施される「住宅・土地統計調査」によると、東京・名古屋・大阪・福岡の一戸建て(持ち家)の「1住宅当たり延べ面積 (平成30年)」は以下のようになっています。

・東京23区:89.13m²
・名古屋市:110.86m²
・大阪市:90.50m²
・福岡市:101.87m²

その他の主要な大都市の「1住宅当たり延べ面積」もおおむね30坪前後で、創建ホームの拠点がある広島市も「105.56m² (31.92坪)」です。

参考:e-Stat「住宅・土地統計調査」

ちなみに、全国平均は「119.07m² (36.02坪)」です。やはり、都市部の家は「平均よりコンパクト」ということになりそうです。

―― さて、平均よりコンパクトな家の住み心地は、窮屈なのでしょうか?面積に相応する価格で建てられるのでしょうか?

30坪くらいの家でも、工夫すれば平均的な床面積の家に劣らず快適な住まいになるでしょう。しかし、価格に関しては割高になりがちで、コストダウン策を練る必要があります。

そもそも30坪の間取りって、どのくらいの広さ?

そもそも30坪の間取りって、どのくらいの広さなのでしょうか?

「坪」と「m²」の関係を式にすると「坪 ÷ 0.3025 = m²」になります。ですから、30坪は「約99.17m²」ということになります。

仮に総2階建て(1階と2階の形が同じ)の家を建てたとすると、1階・2階とも床面積は約15坪(49.59m²)になります。そうすると、家の間取りの形はだいたいこんな感じになります。

・3間×5間(5.46m×9.10m = 49.69m²)
・3.5間×4.5間(6.37m×8.19m = 52.17m²)
・4間×4間(7.28m×7.28m = 53.00m²)

「間」は長さの単位で「けん」と読み、1間は「6尺(しゃく)= 1.82m」です。建築では、この「間」や「尺」が設計単位(モジュール)に使われます。

さて、30坪前後の家は、何人くらい住めるのでしょうか?―― 延床面積が30坪前後の家で快適に住める人数の目安は、誘導居住面積水準を参考にすると「3~5人程度」です。

誘導居住面積水準とは、豊かな住生活の実現のために必要と考えられる面積水準のことです。世帯人数や多様なライフスタイルを考慮して、設定されています。

参考:国土交通省「参考資料 誘導居住面積水準」

誘導居住面積水準の計算方法はふたつあり、「一般型」と「都市居住型」に分けられています。ちょっと、計算してみましょう。

「一般型」で計算すると、結果は以下のようになります。

・単身:55.00m²(16.64坪)
・2人:75.00m²(22.69坪)
・3人:100.00m²(30.25坪)
・4人:125.00m²(37.81坪)
・5人:142.50m²(43.11坪)
・6人:166.25m²(50.29坪)

「都市居住型」で計算すると、結果は以下のようになります。

・単身:40.00m²(12.10坪)
・2人:55.00m²(16.64坪)
・3人:75.00m²(22.69坪)
・4人:95.00m²(28.74坪)
・5人:109.25m²(33.05坪)
・6人:128.25m²(38.80坪)

どうでしょうか?あなたのご家族には、何坪くらいの床面積が必要でしょうか?

30坪の家に4人で暮らすとすると、最初のご紹介したような間取りになるでしょう。「3人ならじゅうぶん、5人ならちょっと窮屈」という印象ではないでしょうか。

ただし、コンパクトな家の坪単価(建築費÷坪数)は、高くなりがちです。なぜなら、キッチンやお風呂など、床面積にかかわらず必ず一家にひとつ必要な設備が単価を押し上げるからです。

都市部は、狭小地であっても土地代が高額になります。建物の建築コストを抑えたいのであれば、セミオーダー住宅を利用する等の工夫が必要になるでしょう。

創建ホームのコンパクトなセミオーダー住宅はこちら

「セミオーダー住宅って、なに?」という方は、こちらの記事をご覧ください。詳しく解説しています。

規格住宅(セミオーダー住宅)とは?特徴や注文住宅との違いを解説

家族のニーズに合った間取りを設計するコツ

コンパクトな家の「間取りづくりのコツ」をご紹介しましょう。コンパクトな家の間取りは「メリハリ」を合い言葉に作成されるとよいでしょう。

メリハリとは、どういうことでしょうか?―― ポイントは、以下の3つです。

・自分たちにとって「大切にしたい部屋」がどこか考える
・大切なお部屋から優先的に面積と資金を配分する
・優先順位の低いお部屋は、必要最小限の面積と資金で済ます

まず、家族のニーズに合わせて面積配分の優先順位を考えていきます。

たとえば、家族が一緒に過ごす時間を大切にしたいのであれば、LDKの面積を優先します。反対に、寝室や子ども部屋の面積は必要最小限にします。

便益の少ないスペースも、思い切って削りましょう。和室を設けず、トイレもひとつにして、収納にするのです。廊下も、なるべく減らします。

コンパクトな家の設計では、このような「メリハリ」が大切です。

コンパクトな住空間の快適性を高めるコツ

つづいて、コンパクトな住空間の快適性を高めるコツを4つご紹介しましょう。

コンパクトな家では、いかに窮屈に感じさせないか、あるいはいかに広く見せるかが快適性のカギになります。

▼1.天井を高くする・勾配天井にする

天井を高くしたり勾配天井(傾斜のある天井)にしたりすると、開放感を演出できます。同じ床面積の部屋でも、開放感のある部屋のほうが広く感じますので、快適度アップにおすすめです。

ただし、吹き抜けは検討が必要です。吹き抜けはダイナミックで開放感がありますが、2階部分の床面積が減ってしまいます。コンパクトな家には適していないケースが少なくありません。

吹き抜けについては、以下の記事でも解説しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

吹き抜けのメリットとデメリット – 短所をカバーする方法

▼2.ライティングを活用する

ライティングは、夜の快適性に大きく影響します。空間の明るさ感や視野内の光量が大きくなると、広く感じるのです。

ライティングでは、ダウンライトをうまく活用していただくとよいでしょう。ダウンライトには、以下のメリットがあります。

・器具が天井に埋めこまれるので、天井面がフラットになる
・視界が遮られないため、部屋を広く見せる効果が期待できる
・照明の配置を分散できる

日本の居室でよく用いられるシーリングライトは、天井の中央にむき出しで貼り付いていて、ムードがありません。それに、意外と天井や壁面に光が届かず、空間の明るさ感も期待より乏しいです。

一方、ダウンライトなら器具が見えず、視界のジャマになりません。光源すら見えないものも、開発されています。天井の中央以外に分散配置して、意図的にライティングを演出することも可能です。

ダウンライトなら、壁面を照らすこともできます。壁面が輝くことで視野内の明るさ感を認識できるようになり、お部屋が広くなったように感じるでしょう。

参考:日本建築学会技術報告集「ダウンライトの配置パターンが天井高の感覚量に及ぼす影響」

▼3.窓を広くする

大きな窓があると、視界が抜けて開放感が出ます。さらに、窓の外に床と同じ高さでデッキを設けると、お部屋が拡張されたように感じます。

ちなみに、窓は高い位置のほうが採光しやすくなります。そして、部屋の照度が大きくなると、開放感も大きくなる傾向があります。

この性質を利用すると、トップライト(天窓)やハイサイドライト(高窓)もお部屋を広く感じさせる効果が期待できるでしょう。

▼4.しっかり収納(納戸やクローゼットなど)を設ける

収納家具が増えると「お部屋が狭くなった」と感じます。また、大きな収納家具は圧迫感がありますので、できるだけ数を減らしていただくほうがよいでしょう。

反対に、スッキリしているお部屋は広く感じます。とくに、目線より上がスッキリしていると、圧迫感が少なく快適なお部屋になるでしょう。

ですから、コンパクトな家であっても、収納はしっかり設けたいところです。収納したいものは収納部屋に集め、居室はできるだけスッキリさせましょう。


【まとめ】間取りが30坪の家だからこそ、工夫でオシャレ&低コストに

30坪の家の間取りや、コンパクトで快適な家を建てるためのアイデアをご紹介しました。ぜひ、創意工夫で制約をはねのけ、愛着の湧くマイホームを建ててください。

都市部の利便性が高い地域は、売り土地が不足しています。ですから、狭小地であっても高額になり、家づくりの総費用が膨らみがちです。なんらかのコストダウン策を検討する必要があるでしょう。

「広島で家を建てたいけど、土地が大きくない」「できるだけ建築費を抑えたい」という方は、創建ホームにご相談ください。30坪程度のセミオーダー住宅を、リーズナブルな価格でご提供しています。

セミオーダーですが、家の外観を選んで、間取りをアレンジしていただけます。仕様もセレクトできますので、あなたのライフスタイルにぴったりの住まいができ上がりますよ。

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