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回遊動線を活用した間取りの事例 – 家事をラクにするポイントとは

回遊動線を活用した間取りの事例 – 家事をラクにするポイントとは

行き止まりがなく、回れる動線のことを「回遊動線」と言います。家の中の人の流れがスムーズになり、生活や家事が効率的におこなえることから、とてもポピュラーな動線です。

一方、回遊動線には短所もあります。ですから、しっかりと短所をカバーしながら、長所が生きるような間取りにする必要があります。そうすることで、満足度がグッと上がりますよ。

本稿では、回遊動線を活用した間取りの事例をご紹介します。回遊動線の長所・短所や、設計のポイントも解説します。これから間取りを検討される方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

回遊動線を活用した間取りの事例

さっそく、創建ホームの「回遊動線を活用した間取り」の事例を4つご紹介します。

事例1:約35坪、2階建ての事例

回遊動線を活用した事例1

最初にご紹介するのは、玄関からLDK(リビング・ダイニング・キッチン)へのアクセスが2通りある間取りです。

メインルートは、玄関ホールから直接LDKへつながっています。ゲストがいらっしゃったときは、こちらのルートを使っていただくことで、スムーズにLDKへ案内できます。

サブルートは、玄関からシューズ・イン・クローゼットを経てLDKへつながっています。このルートは、シューズ・イン・クローゼットを「家族専用玄関」として利用できます。

家族専用の玄関があると、メインルートの玄関ホールをいつもスッキリした状態に維持できます。また、こちらのルートはLDKを通らずに洗面室にアクセスできるため、帰宅後にすぐ手が洗えるので便利です。

家族の空気を感じる家

この家は、古いものと新しいものが融合したインテリアが特徴になっています。その結果、リノベーション物件のように「ユニークで温かみのある空間」が生まれています。

また、1階と2階がゆるやかにつながっていて、家族の気配と絆を感じられる設計になっています。詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。

家族の空気を感じる家

事例2:約40坪、2階建ての事例

回遊動線を活用した事例2

次にご紹介するのは、玄関ホールからキッチンへのルートが2通りある間取りです。

ひとつ目のルートは、ホールからダイニングを経由してキッチンへつながっています。こちらは、玄関からキッチンまでやや距離がありますので、買い物から戻ってきたときに不便かもしれません。

そこで生きてくるのが、ふたつ目のルートです。こちらは、ホールからウォークスルーの洗面室とパントリーを通ってキッチンへつながっています。キッチンまで、短い移動距離でアクセス可能です。

水盤のある家

この家の見どころのひとつが、LDKのどこからでも見えるように設置された水盤です。水面が揺らぐ光景は、日々の生活に癒しと落ち着きをもたらしてくれます。

さらに、土地の広さを生かした外構も魅力的です。ゆとりのある玄関アプローチと広々とした駐車スペースが、家の外観にも「落ち着き」をプラスしています。

詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。

水盤のある家

事例3:約45坪、2階建ての事例

回遊動線を活用した事例3

次にご紹介するのは、複数の回遊動線を取り入れた家です。この家には「行き止まり」がほとんどなく、家の中をあっちこっち自由に移動できるような間取りになっています。

洗面脱衣室を「洗面室」と「脱衣室」に分離しているところも、特徴的です。脱衣室はランドリールームも兼ねており、洗濯物に関する家事を効率的におこなえるようになっています。

一方、洗面室は、脱衣室からだけでなく玄関ホールからもアクセス可能です。ツーウェイでアクセスできるため、ゲストにも使っていただきやすくなっています。

懐の深い家

この家の見どころは、家の中心にあるリビング階段です。黒いアイアンの手すりと木目のステップが印象的で、吹抜けから差し込む光がリビングを清々しく照らしています。

詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。

懐の深い家

事例4:約50坪、2階建ての事例

回遊動線を活用した事例4

最後にご紹介するのは、玄関からLDKへのアクセスが2通りある家です。

ひとつ目のルートは、玄関ホールから直接リビングへつながっています。最初にご紹介した間取りと同様に、ゲストにはこちらのルートを使っていただくことで、LDKへスムーズに案内できます。

ふたつ目のルートは、玄関からシューズ・イン・クロークと納戸、パントリーを経てキッチンへつながっています。食材等の買い物帰りには、とっても便利なルートです。

趣味を楽しむ家

この家の見どころは、バイク専用のビルトインガレージです。窓ガラス越しにバイクを鑑賞できる、特別な空間が設けられています。

バイク愛好家にとっては、まさに夢のような空間と言えるでしょう。詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。

趣味を楽しむ家


回遊動線は後悔する?知っておきたいデメリット

回遊動線は後悔する?知っておきたいデメリット

つづいて、回遊動線のメリットとデメリットをご紹介します。

まずは、デメリットからご説明します。ちゃんとデメリットも把握しておくことで、対策できるようになり、間取りに回遊動線を取り入れた際の満足度がアップしますよ。

デメリット1:壁が少なくなる

回遊動線を取り入れると、お部屋に「出入口」が多くなります。その結果、壁が少なくなる傾向があります。

壁量は、耐震性に大きな影響を与えます。とくに「耐力壁」と呼ばれる壁が大切です。

この耐力壁は、地震力や風力に対抗するための壁で、一定量を設けることが法令で義務付けられています。

参考:建築基準法施行令 第46条

ただし「とりあえず、壁量が規定どおりあればいい」というものではありません。じゅうぶんな壁量を、バランスよく配置することが重要です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

耐震等級3なら倒壊しない?これからの耐震ニューノーマルを考えよう

ハウスメーカー選びの際は、耐震性を考慮して間取りを考えてくれる会社に依頼することが大切です。気になるハウスメーカーが見つかったら、建てている家の耐震等級を確認するとよいでしょう。

たとえば、創建ホームでは「耐震等級3プラスアルファの家」をご提案しています。詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。

創建ホームの『耐震等級3+α』の家

デメリット2:通路が多くなる

回遊動線にすると、人が通る「通路」が増えます。通路部分には、家具や観葉植物などを置けません。収納も設けられません。その結果「自由に使える空間が狭くなった」と感じる場合があります。

たとえば、アイランドキッチンはキッチンの周りをグルグルと回れて便利です。しかし、キッチンの両サイドに通路が必要です。人によっては、片側の通路を収納にしたほうが便利かもしれません。

広い敷地なら、問題ないでしょう。一方、面積に余裕がない敷地では、無理に回遊動線を取り入れると以下の問題が起こりやすく、注意が必要です。

・部屋が窮屈になる
・家具を置けない
・適所に収納を確保できない

ただし、通路が多くなるということは、裏を返すと以下のメリットもあります。

・災害があったときに避難ルートを確保しやすい
・ドアを開け放つことで、風が通りやすくなる

間取りに回遊動線を取り入れる際は、短所をカバーしながら長所を生かす設計思想が必要です。


回遊導線を取り入れた間取りならではのメリット

回遊導線を取り入れた間取りならではのメリット

つづいて、メリットをふたつご紹介します。

メリット1:生活や家事のストレスが軽減される

回遊動線のない間取りでは、行き止まりができます。その結果、グルッと回り込むような動線になりやすく、移動距離が長くなりがちです。行き止まりは、心理的な窮屈感も感じるでしょう。

一方、回遊動線を採用すると、行き止まりを減らすことができます。その結果、目的の部屋へ移動しやすくなり、移動距離をショートカットできます。心理的な開放感も得られるでしょう。

回遊動線は、生活や家事のストレスを軽減し、日々の生活をより快適にするための有効な手段になります。間取りを検討する際は、ぜひ考慮してみてください。

メリット2:人同士がぶつかったり渋滞したりしにくい

狭い廊下で、家族同士がぶつかったことはないでしょうか。回遊動線なら、ひとつの部屋に対して複数のアクセス方法がある状態になり、ぶつかることが少なくなります。

キッチンや洗面脱衣室など、数人が入ると身動きが取りづらい場所でも大丈夫です。回遊動線にしておけば、行き止まりの場合とは異なり、スムーズに動けるでしょう。

・行き止まりの場合 ⇒ 奥にいる人が出るときに、出入口側の人をよけないといけない
・回遊動線の場合 ⇒ 人がいないほうの出入口からスムーズに出られる

さらに、回遊動線は「プライベートを確保しやすい」というメリットもあります。

たとえば、玄関からリビングへとつながるメインルートと、玄関からダイニングやキッチンへとつながる家族専用のルートを設けることで、来客時にリビングを横切らずに済むのです。

既出の「約45坪の事例」で紹介した間取りを見ていただくと、分かりやすいでしょう。


家事をラクにするための回遊動線の設計ポイント

家事をラクにするための回遊動線の設計ポイント

最後に「回遊動線を活用した間取り」を設計するときのポイントをご紹介します。

回遊動線が生きるかどうかは、間取りの設計しだいで決まります。無意味な回遊動線にならないように注意しながら、ぜひ以下のポイントを参考に「家事ラク動線」を実現してください。

ポイント1:回遊動線を目的にしない

回遊動線を設けることを目的化してはいけません。「効率的に移動できる同線を重視した結果、回遊動線になった」が理想であることを忘れないでください。

先述のとおり、狭小地で無理に回遊動線を取り入れると「収納不足」や「居室の面積が狭くなる」などの弊害が発生する場合があります。そうなると、部屋にモノがあふれかえりやすくなります。

部屋にモノがあふれかえると掃除が面倒になりますので、かえって家事の効率を損ねてしまいます。お部屋が雑然としていると、精神衛生的にもよくないでしょう。

まずは、居室の広さや収納の面積を確保することが大切です。そのあと「この動線は移動距離が長すぎて不便だな」と思う部分を見つけ、ショートカット動線を追加していただくとよいでしょう。

ポイント2:ムダな動線ができないようにする

「なんとなく回遊できる部屋にしてみたけど、片方の出入口はほぼ使っていない」となると、後悔しますよね。「それなら、その出入口を収納にするほうが生活上のメリットがあった」と悔やまれます。

よい回遊動線のある間取りとは、今いる場所から最短ルートのほうを選んで目的の部屋へ行ける間取りです。ムダな動線がなく、日常の生活や家事に伴う移動のストレスを軽減させることが求められます。

間取りができたら、その間取りで家族がどう生活するのか、そしてどう移動するのかを想像してみてください。そうすることで、ムダな動線や不便な動線を減らすことができるでしょう。

ポイント3:あらかじめ、家具の配置を考えておく

回遊動線を取り入れると、通路が増えて、壁が減ります。その結果、家具を置ける場所が減ります。引っ越ししてから「家具が、思っていたところに置けない!」とならないようにご注意ください。

ものを使う場所としまう場所が離れてしまうと、出すときも片づけるときもストレスになります。お手持ちの家具や新規で設置する予定の家具を、間取りの最適な位置に描いてみましょう。

そうすることで、家具のために確保すべきスペースをウッカリ動線にしてしまうミスがなくなるでしょう。


【まとめ】回遊動線を活用した間取りで家事をラクにしよう

機能的な回遊動線を間取りに取り入れると、生活や家事に伴う移動のストレスが軽減されます。行き止まりがなくなり、開放感もありますので、おすすめの動線です。

一方、回遊動線には短所もありますので、しっかりと対策したうえで間取りを作成する必要があります。そうすることで、満足度の高い動線になるでしょう。

また、回遊動線を取り入れると設計が複雑化しやすい傾向があります。ですから、回遊動線の実績が豊富なハウスメーカーにアドバイスをもらいながら、設計を進めるようにしてください。

創建ホームのモデルハウスでは、回遊動線をご体感いただけます。ぜひ、お気軽にご来場ください。

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