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3階建て狭小住宅を建てるときの注意点は?間取りのアイデアも紹介

3階建て狭小住宅を建てるときの注意点は?間取りのアイデアも紹介

都市部で土地を探すと「15坪以下の狭小地しか選べない」というケースがしばしばあります。そんなとき有力な選択肢になるのが「3階建ての狭小住宅」です。

しかし実際には「階段の上り下りが大変そう……」「将来、後悔しないかな?」「雨漏りしやすくなるって聞いたけど?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで本稿では、3階建て狭小住宅ならではの注意点とその対策を解説します。快適に暮らすための間取りのアイデアもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

3階建て狭小住宅の注意点(デメリット)と対策

3階建て狭小住宅の注意点(デメリット)と対策

「狭小住宅」に明確な定義はありません。一般的に15坪(約50m²)以下の土地に建てられた家を指すケースが多いようです。

3階建ての狭小住宅は、限られた土地を最大限に生かせる反面、知っておきたい注意点もあります。ここでは代表的な注意点を取り上げ、その理由と対策を分かりやすく解説します。

階段での上下移動が多くなる

3階建て狭小住宅の大きなデメリットのひとつが、生活が複数の階に分散することで階段の上り下りが多くなるところです。

若いうちはそれほど気にならなくても、老後の暮らしに影響を及ぼす可能性があります。

▼日常的な家事動線の負担増

3階建てでは、洗濯機のある洗面脱衣所と、日当たりのよい物干し場(バルコニー)が別の階に配置されるケースが少なくありません。場合によっては、1階と3階に分かれることもあるでしょう。

この場合、洗濯のたびに重い洗濯物を抱えて階段を往復する必要があり、家事の負担が大きく増してしまいます。

これは、とくに子育て中や共働き世帯にとっては、後悔につながりやすい問題です。生活全体の効率が落ち、家族との時間を削ることにもつながりかねません。

▼老後の移動負担と安全性の問題

若いうちは苦にならない階段移動も、年齢を重ねると足腰への負担が増し、日常生活の障害となることがあります。

階段が急勾配になっている場合は、転倒・転落のリスクも高まります。安全面を考慮しない設計は、将来大きな後悔につながりかねません。

3階建て狭小住宅では、効率的な生活動線を意識した間取りが重要です。たとえば、将来を見据えて生活の多くをワンフロアで完結できる間取りにしておくと安心です。

ホームエレベーターを設置する、あるいは設置可能にしておくこともよい方法です。

メンテナンスや修繕の難易度が高くなる場合がある

3階建て狭小住宅では、一般的な住宅に比べてメンテナンスや修繕の難易度が高くなるケースが見られます。

その主な原因は、「軒ゼロ住宅」になりやすいことと、建物の周囲にスペースを取りにくいことです。詳しく解説しましょう。

▼「軒ゼロ住宅」の雨漏りリスク

狭小地では敷地いっぱいに建物を建てるケースが多いため、「軒 (のき、屋根が外壁よりも外側に出っ張って突き出ている部分)」を設けにくくなります。

軒の出幅がまったくない住宅は「軒ゼロ住宅」と呼ばれ、屋根と外壁が接合する部分(取り合い)に直接雨がかかりやすく、雨漏りリスクが高まります

参考:国土技術政策総合研究所「雨掛かりと防水」

雨漏りは浸入箇所と被害の出る箇所が一致しないことが多く、発見が遅れがちです。原因を突き止めるためには散水調査など専門技術が必要になり、修繕も難易度が上がります。

狭小地で3階建て住宅を建てる場合は、防水設計と施工を徹底してくれる会社を選ぶことが大切です。可能なら軒を出し、外壁や窓周りの防水処理を強化することが望ましいでしょう。

▼家の周囲にスペースを取れないことのリスク

狭小住宅は隣家や道路との距離が近くなる傾向があり、建物の外周に足場を組むスペースを確保できない場合があります。

しっかりとした足場が組めない場合は、外壁や屋根の修繕費用が高くなったり、場合によっては工事そのものが難しくなったりすることがあります。

また、エアコンの室外機を設置できる場所が限られるケースも多く、配管を壁や天井内に通す「隠ぺい配管」にせざるを得ない場合もあります。

隠ぺい配管はスッキリする反面、修理や交換のしにくさにつながるため、長期的なメンテナンス性を下げるリスクがあります。

参考:DAIKIN「隠ぺい配管のエアコン交換工事は可能?」

3階建て狭小住宅では、「隣家に近い部分の修繕計画」や「室外機の設置場所」などを具体的に確認しておくことが後々のトラブル防止につながります。

施工が難しい場合がある

3階建て狭小住宅は、敷地の条件や構造の制約が重なり、どうしても施工の難易度が上がりやすいくなります。とくに注意したいのは、作業スペースの確保が難しいことです。

▼足場を確保しにくい

狭小地では敷地いっぱいに建物を建てるケースが多く、周囲に足場を組むためのスペースが取れないことがあります。

十分な足場がないと、職人さんの作業効率が落ちたり、安全面の確保が難しくなったりするため、施工そのもののハードルが上がってしまいます。

▼重機やトラックが入りにくい

また、狭小地は住宅が密集したエリアにあることが多く、前面道路が細い場合はクレーンや大きなトラックが入れません。

大型重機が使えないと、資材の搬入や高い階への荷揚げを人力でおこなう必要があり、工数が増える原因になります。3階建てのように高さのある建物では、この影響がより大きくなりがちです。

とは言え、こうした課題は慣れている会社であれば事前の段取りや設計の工夫でしっかり対応できます。狭小地での施工経験が豊富な建築会社を選べば、リスクを抑えることが可能です。


なぜ人気?3階建て狭小住宅の魅力(メリット)とは

なぜ人気?3階建て狭小住宅の魅力(メリット)とは

3階建て狭小住宅には多くのメリットがあります。ここからは、代表的なメリットを具体的に見ていきましょう。

土地を有効活用して居住空間を広げられる
好立地を手の届く価格で購入しやすい
日当たりや風通し、眺望を確保しやすい

このようなメリットがあるからこそ、3階建て狭小住宅が選ばれています。詳しく解説します。

土地を有効活用して居住空間を広げられる

3階建て狭小住宅は、土地の縦方向を有効活用することで居住空間を広げられる点が最大の魅力です。

都市部のように土地代が高い場所でも、必要な部屋数を確保した「家族みんなが快適に暮らせる住まい」を実現しやすくなります。

▼床面積を最大化できる

3階建てなら、容積率の範囲内で床面積を最大限に確保することが可能です。同じ敷地でも、2階建てと比べると居住スペースがおよそ1.5倍に広がるイメージです。

そのため「LDK・寝室・子ども部屋・水回り・収納」など、暮らしに必要な空間を無理なく配置できる可能性が高まります

なお、容積率とは「敷地面積に対する建物の床面積の割合を示す規制」のことです。たとえば「容積率80%、面積100m²」の土地なら、床面積が80m²を超える家は建てられません。

参考:建築基準法 第52条

▼フロアごとに機能を持たせやすい

フロアごとに役割を分けやすいところも、3階建ての利点です。

たとえば ⸺

1階:ビルトインガレージや客間などゲスト用の空間
2階:LDKや水回りなど家族が集まるパブリック空間
3階:寝室や子ども部屋といったプライベート空間

といった使い分けが可能です。家族の生活リズムやプライバシーを守りながら、効率的に空間を活用できます。

狭小地での家づくりを検討するなら、3階建てを前提に間取りの可能性を考えるのがおすすめです。

好立地を手の届く価格で購入しやすい

3階建て狭小住宅は、好立地を手の届く価格で手に入れるための有力な選択肢となります。とくに、土地が高い都市部や人気エリアでマイホームを検討している方には、大きな魅力となるでしょう。

「駅の近くに住みたいエリアがあるけど、土地が高くて手が出ない」といったケースでも、狭小地なら購入できる可能性が高まります。3階建てで、理想の住まいを手に入れられるかもしれません。

また、3階建ては2階建てより小さな敷地で建築できるため、郊外でも土地購入費を抑えやすくなります。土地にかかる固定資産税も下げられるでしょう。

一方で、3階建て特有の建築コスト(構造や地盤の強化費など)が上乗せされ、建物の坪単価は高くなる傾向があります。土地代と建築費のバランスを考慮して、最適な土地を選ぶことが大切です。

日当たりや風通し、眺望を確保しやすい

日当たりや風通し、そして眺望も、3階建てが有利です。狭小住宅でも、高さを生かすことで快適な住環境を実現できます。

▼周囲の建物より高い位置で採光を確保

住宅密集地では、隣家の影響で1階や2階にじゅうぶんな日差しが入らないケースがよくあります。

3階建てにすることで、リビングを2階に配置したり、主要な窓を高い位置に設けたりすることが可能になり、安定した採光を確保できます。

さらに、3階部分にトップライト(天窓)やハイサイドライト(高窓)を設ければ、周囲の建物に遮られず光を取り込むことが可能です。

設計次第では、3階からの光を吹き抜けを通して2階へ導き、家全体を明るく保つこともできるでしょう。

▼開放的な眺望とプライバシーの両立

3階にバルコニーを設ければ、高い位置から開放的な景色を楽しめます。都市部なら夜景や花火、郊外なら山並みなど、その土地ならではの眺望を暮らしに取り入れられるのが魅力です。

また3階部分は隣家からの視線が届きにくいため、プライバシーも守りやすいでしょう。人目を気にせずリラックスできるバルコニーは、狭小住宅において貴重な「くつろぎの場」となります。

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▼立体的な通風設計が可能

階をまたいで立体的に風の流れをつくりやすいところも、3階建ての魅力です。1階や2階の窓から風を取り込み、吹き抜けを通して3階の窓から抜くことで、効率的な換気と通風を実現できます。

さらに、2階・3階と階が上がるごとに外からの視線を避けやすくなるため、窓を開放しやすくなります。結果として、冷暖房に頼りすぎない健康的な暮らしに近づけます。

狭小住宅はどうしても暗さや閉塞感が懸念されますが、3階建てなら高さを生かして良好な「光・風・眺望」を実現できるでしょう。


3階建て狭小住宅の快適性を高める間取りのアイデア

3階建て狭小住宅の快適性を高める間取りのアイデア

「狭小住宅=住みにくい」と思われがちですが、実際には工夫次第で快適性を大きく高められます。

とくに3階建ては、縦の空間をどう生かすかがカギ。ここでは、限られた敷地を有効に使いながら暮らしやすさを実現する間取りのアイデアを紹介します。

敷地を有効活用する「ビルトインガレージ」
高さを生かす「吹き抜け」「スカイバルコニー」

順番に分かりやすく解説しましょう。

敷地を有効活用する「ビルトインガレージ」

敷地が限られた3階建て狭小住宅において、「ビルトインガレージ」は土地の有効活用と快適性の向上を両立できる非常に優れた間取りのアイデアです。

狭小地は駐車スペースを確保しづらいですが、建物の1階部分をビルトインガレージにすることで、そのウィークポイントを解消できます。

▼敷地を最大限に活用できる

狭小地は駐車スペースを確保しづらく、外部に駐車場を借りる方が少なくありません。

一方、ビルトインガレージを1階に組み込めば、この問題を解消できます。土地を最大限に生かす工夫として、多くの狭小地で採用されている人気の間取りです。

▼利便性とセキュリティの向上

ビルトインガレージなら、車を降りてすぐに家に入れるため、雨の日でも濡れることなく移動できます。重い買い物袋を運ぶときや、小さな子どもを連れての出入りもスムーズです。

さらに、車が建物内にあることで盗難やいたずらのリスクが減り、セキュリティ面でも安心。都市部の暮らしにフィットした、実用的なアイデアです。

ビルトインガレージ付き3階建ての長所・短所は?価格は高くなる?

ただし、ビルトインガレージを採用すると、大きな開口部を設ける必要があるため、建物の耐震性が低下する恐れがあります。

そのため、構造計算(地震の耐性を確認する計算)に基づいた耐震強化をおこない、安全性を確保することが大切です。

必要に応じて地震の揺れを吸収する「制振装置」の導入も検討すると、より安心できる住まいになるでしょう。

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高さを生かす「吹き抜け」「スカイバルコニー」

高さを生かした「吹き抜け」と「スカイバルコニー」は、3階建て狭小住宅の快適性と開放感を高める有効な間取りアイデアです。

狭小地で不足しがちな光や風、空間の広がりを、立体的な設計によって補えます。

▼吹き抜けがあると、下の階にも光を届けられる

吹き抜けは、空間を縦方向につなげることで、狭小住宅に視覚的な広がりと明るさを与えてくれます。とくにリビングの上部を吹き抜けにすると効果的で、開放感のある住空間に変わります。

吹き抜けの上部にトップライトを設ければ、周囲の建物に遮られることなく自然光を取り込み、下の階にも明るさを届けられます。

また、階が分かれていても上下階で声や気配が伝わりやすくなる点も吹き抜けの魅力のひとつです。同じ空間を共有しているような一体感を生み、家族の距離をぐっと縮めてくれます。

▼スカイバルコニーがプライベートな外部空間に

3階に広々としたスカイバルコニーを設ければ、周囲の建物より高い位置にあるため、隣家や通行人の視線を気にせずプライベートな外部空間として楽しめます。

狭小地で確保が難しい庭の代わりとしても活用できます。アウトドアリビングや家庭菜園、ガーデニングを楽しむことができ、都市にいながら自然と触れ合える暮らしを実現できるでしょう。

また、眺望も確保しやすく、街明かりが揺れる夜景を見られるのは都市部ならではの醍醐味。子どもの遊び場や布団干しのスペースとしても活用でき、暮らしの質を高めてくれます。

「吹き抜け」と「スカイバルコニー」は、狭小住宅に不足しがちな光・眺望・開放感を補い、都市生活の快適性を向上させてくれます。


【まとめ】3階建て狭小住宅で後悔しないために

3階建て狭小住宅には「メンテナンス性」「雨漏りリスク」「階段の負担」といった注意点がありますが、設計段階でしっかり対策すれば快適に暮らせます。

一方で、縦の空間を生かした間取りやスカイバルコニーなどの工夫を取り入れることで、狭小地ならではの制約を強みに変えることも可能です。

大切なのは、不安要素を把握したうえで、信頼できる施工会社と一緒に最適なプランを検討することです。

3階建て狭小住宅で後悔しないために

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