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ウォークスルークローゼットとは?メリット・デメリットや実例を紹介

ウォークスルークローゼットとは?メリット・デメリットや実例を紹介

ウォークスルークローゼットをご存じでしょうか?その名のとおり「通り抜けできるクローゼット」のことで「効率的な生活動線を実現できる!」と注目されています。おしゃれ感もありますよね。

しかし、ウォークスルークローゼットには短所もあります。ですから、長所と短所の両方を知ったうえで採用しないと、あとで「こんなはずではなかった……」となりかねません。

本稿では、ウォークスルークローゼットの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。あなたも本稿でウォークスルークローゼットの知識を深め、快適な生活動線の家を建ててみませんか?

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目次

ウォークスルークローゼット(WTC)とは

ウォークスルークローゼット(WTC)とは

それではさっそく、ウォークスルークローゼットの概要からご説明しましょう。

特徴は、通り抜けられること

先述のとおり、ウォークスルークローゼットは「通り抜けできるクローゼット」のことです。間取り図では「WTC」と表記されます。

ウォークスルークローゼットに明確な定義はありませんが、以下のふたつが特徴と言えます。

・人が入れる
・2箇所以上に出入口がある

ウォークスルークローゼットはふたつ以上のお部屋に隣接していて、それぞれのお部屋から出入りできます。ですから、複数の家族が共有して使うケースが多いでしょう。

ちなみに「クローゼット」は衣類や生活品を収納するための空間のこと。「ウォークインクローゼット」は、クローゼットを大きくして人が入れるようにしたものです。

ですから、ウォークスルークローゼットは「通り抜けできるようにしたウォークインクローゼット」と言えるでしょう。

間取りの配置は、玄関や寝室の隣がおすすめ

ウォークスルークローゼットは、どんなお部屋のあいだに配置するとよいのでしょうか?

おすすめの配置例をご紹介しましょう。

・玄関 ⇔ ウォークスルークローゼット ⇔ LDK
・キッチン ⇔ ウォークスルークローゼット ⇔ 洗面脱衣室
・私室A ⇔ ウォークスルークローゼット ⇔ 私室B

ウォークスルークローゼットは「ふたつのお部屋をつなぐ通路にクローゼットの機能を持たせた」と考えることもできます。

上述のような配置なら、このようなウォークスルークローゼットの特徴を生かせます。のちほど「実例」として詳しく解説しましょう。

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知っておきたい、ウォークスルークローゼットのデメリット

知っておきたい、ウォークスルークローゼットのデメリット

つづいて、ウォークスルークローゼットのメリットとデメリットをご紹介します。長所と短所の両面を理解してから採用すると、満足度がアップしますよ。

まずは、デメリットからご紹介しましょう。

・収納容量が減る場合がある
・コストアップしやすい

ウォークスルークローゼットは、同面積のウォークインクローゼットと比較すると、収納容量が減る場合があります。

なぜなら、通路に割く面積が増えるのと、出入口を2箇所以上に設けるため壁が減ってしまうからです。収納量を重視したいのであれば、ウォークインクローゼットのほうがいいでしょう。

また、コストアップにも注意が必要です。出入口にドアや扉をつける場合は、ウォークインクローゼットより1箇所余分に要ります。


ウォークスルークローゼットならではのメリット

ウォークスルークローゼットならではのメリット

つづいて、メリットをご紹介します。

ウォークスルークローゼットの最たる利点は、通り抜けられることでしょう。その結果、ウォークスルークローゼットを含む回遊動線ができ上がります。

回遊動線とは「グルッと回れる動線」のことで、以下のような長所があります。

・行き止まりが解消されて、ムダな移動をなくせる
・うまく生活動線に組み込むことで効率的に移動できる
・動線が増えることで、人の流れがスムーズになる(渋滞しにくい)

回遊動線については、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

回遊動線を活用した間取りの事例 – 家事をラクにするポイントとは

なお、ウォークスルークローゼットは「通気しやすい」と言われることがあります。しかし、一般的なウォークインクローゼットでも、しっかり換気できるように計画すれば通気できます。

「ウォークスルーなら、通気しやすくなる」くらいの認識でとどめておくほうがよいでしょう。過信して換気の計画を怠ると、ウォークスルークローゼットでも空気がよどみます。

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失敗・後悔しないために抑えておきたいポイント

失敗・後悔しないために抑えておきたいポイント

ウォークスルークローゼットは、やや特殊な空間です。ですから、やみくもにつくってしまうと失敗や後悔をすることになりかねません。

そこで、ウォークスルークローゼットをつくる際、抑えておきたい設計のポイントをご紹介します。

・ちゃんと通路を残す
・照明計画を実施する

まず、ちゃんと通路を残しましょう。少なくとも幅50~60cm程度ないと、ストレスなく通り抜けできません。

また、クローゼットは衣類の日焼けを防いだり壁面を多くしたりするため、窓なしにしがちです。ですから、収納空間がちゃんと見えるように、照明器具や配置をよく検討する必要があります。

照明のスイッチは「3路」にするとよいでしょう。3路スイッチとは、階段照明のように2箇所でオン・オフできるスイッチのことで、それぞれの出入口付近に取り付けるのが一般的です。

また、以下も実施しておくと安心です。

・換気計画を実施する
・コンセントを付ける

出入口が2箇所あると「換気は大丈夫だろう」と考えがちです。しかし、収納は衣類や生活品などさまざまなものが集まる場所であり、独特のニオイがこもりやすいでしょう。

壁に局所換気(換気扇)を設けるなどしてニオイを引っ張り出せるようにしておくと、臭気対策がしやすくなります。

コンセントも設置しておくと、何かと便利です。除湿機や空気清浄機、掃除機が使えます。

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ウォークスルークローゼットを取り入れた間取りの実例

最後に、ウォークスルークローゼットの実例を3つご紹介します。

実例1:玄関 ⇔ WTC ⇔ LDK

玄関 ⇔ WTC ⇔ LDK

最初にご紹介するのは、玄関とLDKのあいだに家族共有のウォークスルークローゼットを設けた例です。

このような配置にしておくと、外出時にサッと身支度ができて、お出かけの準備が短時間で終わります。帰宅時は、コートやカバンなどをかたづけてからLDKに入れます。

ウォークスルークローゼットを、家族専用の入口にするのもよいでしょう。家族専用なら、多少は靴が散乱していても大丈夫です。

一方、メイン玄関はスッキリした状態を保ちやすくなります。

実例2:キッチン ⇔ WTC ⇔ 洗面脱衣室

キッチン ⇔ WTC ⇔ 洗面脱衣室

玄関と洗面脱衣室のあいだにあるファミリークローゼットも、便利です。

帰宅したら、外出用の上着やカバンをすぐにかたづけられます。身の回り品をかたづけたらすぐに手洗いができますので、衛生上もおすすめです。

さらに、洗面脱衣室にランドリールームの機能を持たせると家事動線をより短くできます。料理関連の家事と洗濯関連の家事を、スムーズにおこなえるでしょう。

実例3:私室A ⇔ WTC ⇔ 私室B

私室A ⇔ WTC ⇔ 私室B

ふたつの私室のあいだにクローゼットを挟み共有する間取りも、オススメです。

たとえば、夫婦が別々に寝室を持つ間取りの場合、あいだにウォークインクローゼットを挟むことで各寝室をゆるやかにつなぐことができます。

親の寝室と子どもの私室のあいだに設けるのもよいでしょう。お互いの部屋が分離されているようで分離されていない、心地よい関係性を築けます。

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【まとめ】間取りにウォークスルークローゼットを取り入れて動線を快適に

ウォークスルークローゼットをうまく動線に組み込むと、回遊性が高まりムダな移動を減らせます。適所に設けることで、生活が快適になるでしょう。

一方、収納力が落ちたりコストアップしたりする可能性もあります。ウォークスルークローゼットを取り入れたい方は、実績豊富なハウスメーカーにご依頼ください。短所を改善してくれますよ。

創建ホームでは、家づくりのアイデアを満載したカタログをご提供しております。広島県で注文住宅をご検討中の方は、ぜひご請求いただき、家づくりにお役立てください。

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