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注文住宅の家づくりで後悔・失敗しないための対策やポイントとは?

注文住宅の家づくりで後悔・失敗しないための対策やポイントとは?

注文住宅は、とても大きな買いものです。ですから「家づくりで失敗しないかな」とか「後悔したくない」という強い不安を持たれている方が少なくありません。

しかし、その不安は、よくある失敗例や後悔しやすいポイントを知っておくことで解消できます。さらに、家づくりの注意点を理解すれば、あなたが建てる家はきっと満足いくものになるでしょう。

本稿では、注文住宅の家づくりでよくある後悔・失敗例対策注意すべきポイントをご紹介します。あなたも、本稿の情報を活用して後悔のない家づくりを目指してみませんか?

目次

注文住宅の家づくりでよくある後悔・失敗例

よく「家は3回建てないと、満足いくものができない」と言われます。しかし、一般的な人にとって、家を3回も建てることは現実的ではありません。

仮に建てられたとしても、何十年も期間が空けば前回のことを忘れてしまっています。建築技術は日進月歩で進んでいますから、過去の知識が役立たないこともあるでしょう。

では、どうすれば後悔を減らせるのでしょうか?―― そのひとつの方法が、よくある失敗談に耳を傾け参考にすることです。いくつか、失敗例をご紹介しましょう。

収納が足りない

収納が足りない

実際に住んでみないと分からないのが「収納スペース不足」です。引っ越ししてから荷物がしまえないことに気づかないように、計画的に収納スペースを設けましょう。

「LDKを大きくしたい!和室が欲しい!寝室も広くしたい!」と勢いで間取りをつくってしまうと、収納にしわ寄せがいきます。その結果「収納スペース不足」に陥りがちです。ご注意ください。

収納スペースのパターンは、大きくふたつに分けられます。ご家族のライフスタイルに合ったものをご選択ください。ミックスするのも、いいでしょう。

・適所に必要な収納を設ける「分散型」
・大きな家族共用の収納を設ける「集中型」

家族共用の収納については、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

ファミリークローゼットがある間取りのアイデアと、収納方法の実例

冷暖房効率が悪い

冷暖房効率が悪い

以下のお部屋は、冷暖房の効率が悪くなりがちです。

・広い部屋
・吹き抜けがある部屋
・窓が多い部屋

とは言え、どれもあこがれますよね。もしも、上述のお部屋を採用されるなら、しっかり対策しておきましょう。

この問題を解決するには、まず「窓・屋根・外壁・床」の断熱性を上げる必要があります。できれば、換気も「熱交換式」と呼ばれるタイプにしたいところです。

そこまでやると、冷暖房の効率がかなり向上しますよ。吹き抜けについては以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

吹き抜けのメリットとデメリット – 短所をカバーする方法

コンセントが足りない

コンセントが足りない

コンセント不足も、よくある失敗のひとつです。あとから追加するのは大変ですから、ちょっと後悔しますよね。

もっとも注意したいのが、キッチンです。意外と家電製品が多いので、じゅうぶんな数を適切な位置(場所や高さ)に設けるようにしましょう。アースの「要/不要」にも気を配ってください。

掃除機用のコンセントも、不足しがちです。以下に注意して、適所に設けましょう。

・少ない抜き差し回数でくまなく掃除できるか
・ロボット掃除機の充電スペースを確保したか

今はまだロボット掃除機を持っていない方も、将来購入したときのことを考えてコンセントを設けておくとよいでしょう。

最初はふたつの子ども部屋をつなげておき、あとで区切る計画をされている方もご注意ください。区切ったあとも、各部屋のコンセントが足りるように配慮しましょう。

模様替えしたときのことも、想定しておくとよいでしょう。アクセントクロスと色を合わせたり、エアコン用のコンセントをエアコンの横につけたりすると、目立ちません。

乾燥機を付けるべきだった

乾燥機を付けるべきだった

共働き世帯は、外干ししづらいですよね。日中に取り込めないので、にわか雨に対応できません。夜遅い時間しか取り込めない方も、少なくないでしょう。

とは言え、部屋干しすると匂いがこもったり、湿気でカビが生えたりしてしまいます。「乾燥機があれば……」と、後悔する瞬間です。

実際、乾燥機があれば以下のメリットを享受できます。

・雨でも夜中でも洗濯ものを乾かすことができる
・ガス乾燥機なら、お休みの日に2回洗濯することも可能
・人によっては、ベランダも不要になる

ちなみに、SNSで人気のガス乾燥機はガス配管が必要になります。ですから、新築時に設置することをおすすめします。

乾燥機やベランダについては、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

SNSで話題!ガス衣類乾燥機「乾太くん」のメリットとデメリット
ベランダ(バルコニー)いる?いらない?無しにした場合のデメリット

窓の位置や大きさがよくなかった

窓の位置や大きさがよくなかった

窓の位置や大きさは「採光、通風、眺望、耐震性、断熱性」などさまざまな性能に影響を与えます。

とりわけ、注意したいのが採光通風でしょう。このふたつは設計図書から実感するのが難しく、実際に住んでみないと分かりづらいのです。

設計士とよく相談して、以下のふたつを実現しましょう。

・照明なしでも暗くならないように工夫する
・ちゃんと風が通るように窓の数や位置を検討する

隣家や道路からの視線も、考慮する必要があります。たとえば、道路に面した窓のカーテンを閉めっぱなしにしている家をよく見かけないでしょうか。

あれは、南向きの家によくありがちな落とし穴です。南向きの家は道路が南、リビングも南に配置されやすいので、あんなふうになりやすいのです。

たとえば、外からの視線をさえぎりながら採光したいなら、中庭を活用できないでしょうか。光を取り込みやすい以下の窓を採用できないでしょうか。

・トップライト(天窓)を活用する
・ハイサイドライト(高所窓)を活用する

トップライトは雨漏りに注意する必要がありますが、小さな面積でも採光できて便利です。どうしても低い位置に窓を設けにくいときは、ぜひ選択肢に入れてみてください。


注文住宅の家づくりで後悔・失敗しないための対策

注文住宅の家づくりで後悔・失敗しないための対策

さて、よくある失敗を知っておくことで、失敗防止の参考になるとお伝えしました。他にも、後悔や失敗を防ぐのに有効な対策がありますので、3つご紹介しましょう。

間取りの優先順位を明確にしておく

建物の床面積は、ご予算や法規(建ぺい率・容積率)による制約を受けます。ですから、際限なく自由に広くできるわけはありません。

よって、限りある面積をどう配分するのか、よく検討する必要があります。―― では、どんな基準で面積を配分したらいいのでしょうか。

たとえば、過ごす時間の長い部屋を優先する方法があります。こんな感じです。

1. リビングで過ごすことが多いご家庭なら、まずリビングの面積を確保
2. 寝室・子ども部屋・和室などは、リビングのために妥協

お部屋とお部屋のつながりも、重要な検討項目です。

たとえば、家事動線を短くしたいなら、洗濯動線を短くすると効果的です。そのために「脱衣所、洗濯機のある場所、洗濯ものを干す場所」の近接を優先するのです。

洗濯動線については、以下の記事で詳しく解説しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

ランドリールームとは?便利?なぜ、ランドリールームをつくるのか

図面ができたら、その家で生活するところを想像してみる

ハウスメーカーとの打ち合わせで、できあがった間取りの図面を見ると気分がウキウキします。しかし、喜んでばかりもいられません。

せっかくの「ウキウキ」があとで「ガッカリ」にならないように、冷静になって新居での生活を想像しておきましょう。ぜひ、1日の生活を図面上で再現してみてください。

その図面は、こんなことが問題なくおこなえるでしょうか?

・朝・昼・夜、スムーズに行動できるか
・洗面室や廊下など、人がたまりやすい場所はストレスなく動けるか
・来客時に、家族もお客さまも気を遣わずに移動できるか

図面から生活を想像するのは、想像力がいる難しい作業かもしれません。しかし、とても重要な作業ですので、何度も何度も徹底的にやっておきましょう。

生活動線と来客動線を分けたり、回遊動線を採用したり、いろいろ工夫してみてください。回遊動線の詳しい解説は、こちらの記事でご覧いただけます。

回遊動線を活用した間取りの事例 – 家事をラクにするポイントとは

お手持ちの家具を新居でも利用されるなら、寸法を測っておき、置き場所をプランに落とし込んでおくとよいでしょう。

「扉を開けるジャマにならないか、動線の妨げにならないか、窓にかぶさらないか」などチェックしてみてください。

欠点と利点、セットで検討する

欠点と利点は、セットで検討していただくとよいでしょう。「欠点」の裏側には、代わりに手に入れている「利点」があるかもしれません。

たとえば、こんな間取りの失敗例をよく聞きませんか?

・リビングに吹き抜けをつくったら、エアコンがきかない
・2階にLDKをつくったけど、夏は暑い

こんなとき、欠点にばかり目を向けて「吹き抜けや2階LDKはダメなんだ」と思い込んでしまうと、利点を見失ってしまいます。

上述の例ですと、吹き抜けによって開放的なリビングを手に入れているのではないでしょうか。2階LDKによって、眺望やプライバシーを手に入れているのではないでしょうか。

インターネットや書籍に載っている失敗談は、利点が省略されて掲載されがちです。

欠点の裏に利点がないか検討して、そのうえで採用するのか見送るのか自分で決断する必要があります。採用すると決めたら、欠点に対して改善策を打っておくとよいでしょう。


家づくりを成功させるために注意すべきポイント

家づくりを成功させるために注意すべきポイント

最後に、注文住宅の家づくりを成功させるために、ぜひ注意していただきたいポイントをふたつご紹介します。

しっかり、予算を管理しよう

家づくりは、予算組み(資金計画)がとても大切です。ご予算をどのように配分するのかキッチリ計画できないと、限りある資金を有効活用できません。

たとえば、土地探しから始めるなら、土地と建物の予算をそれぞれいくらにするのか決断しなくてはなりません。

家にこだわりがあるのに高い土地を買ってしまうと、建物の予算が少なくなり、思いどおりの家が建てられなくなります。そうなると、できあがった家に後悔してしまうかもしれません。

さて、あなたなら以下の優先順位をどう考えますか?

・土地の面積や所在地
・建物の広さ
・建物の性能(耐震性や省エネ性など)
・建物のデザイン(外観や内装など)
・住宅設備(キッチンやお風呂など)
・外構(玄関アプローチやお庭など)

優先順位にのっとって、メリハリをつけて予算を配分しましょう。

ハウスメーカー担当者の力量をチェックしよう

注文住宅の家づくりは、とても難解です。建築主さまにも、ある程度勉強することが求められます。

とは言え、独学では限界がありますよね。ですから、あなたの家づくりをフォローしてくれる「頼れるパートナー」が欠かせません。

ぜひ、こんなパートナー(ハウスメーカーのお客さま担当者や設計士など)を見つけてください。

・段取りじょうず ⇒ 家づくりをスムーズに進めてくれる
・博識で経験豊富 ⇒ 必要なときに、適切なアドバイスやよい提案をしてくれる
・家づくり関係者の人脈が豊富 ⇒ 優秀な司法書士や銀行マンを紹介してくれる

本稿では、よくある家づくりの失敗例を5つご紹介しました。しかし、注文住宅の家づくりには、他にも注意していただきたい箇所がたくさんあります。

しかし、上述のような能力のあるパートナーに巡り会えると、トラブルや失敗をグッと減らしてくれます。あなたと二人三脚で、困難を乗り越えてくれるでしょう。

そういう意味では、モデルハウスは担当者選びの場所とも言えます。素敵な家や内装に目を奪われることなく、しっかり担当者の力量を見極めてください。


【まとめ】失敗や後悔のない家づくりをしよう

家づくりは、とても大きなプロジェクトです。ですから、失敗や後悔は避けたいもの。本稿でご紹介した後悔例・失敗例や対処方法を参考に、ぜひあなたの家づくりを成功させてください。

とは言え、家づくりは建築主さまの生活様式や敷地の条件に大きく左右されます。ですから、他人の失敗例だけを参考にするのではなく、自分の置かれた状況を深く観察することも大切ですよ。

創建ホームでは、経験豊富な担当者や設計士、インテリアコーディネーターがあなたの家づくりを全面的にサポートします。新築に関する疑問や不安がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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