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隠すキッチン収納のコツ – 生活感をなくす方法やインテリア実例を紹介

隠すキッチン収納のコツ – 生活感をなくす方法やインテリア実例を紹介

新築住宅で、ホテルライクな空間演出や非日常感のあるインテリアを取り入れる方が増えています。ドアを開けた瞬間、超一流ホテルのような空間が広がっていたらすてきですよね。 とくに、ゲストを招き入れるLDKに注力したいところですが、ここで問題になるのがキッチンです。キッチンは雑然としやすく、生活感が出やすいのです。 さて、どうすればすてきなキッチンになるのでしょうか。本稿では、キッチンをスッキリ見せる「隠す収納」について解説します。新築の間取りをご検討中の方の参考になれば幸いです。

目次

隠すキッチン収納のコツ・アイデア

隠すキッチン収納のコツ・アイデア

さっそく「隠すキッチン収納」のコツやアイデアをご紹介しましょう。

収納を扉で隠す

昨今「見せる収納」が人気ですが、これは上級者向けの収納術です。空間の情報量が多くなり、調和が難しく、収納が得意でない人がやるとうまくいきません。掃除の手間も増えます。

見せる収納にトライして「難しい……」と感じたことがある方には「隠す収納」がおすすめです。隠す収納は生活感が出にくく、きっちり整理整頓しなくても大丈夫な点が魅力です。

とは言え、ただ単に隠せばいいというわけではありません。隠したことでキッチンが使いにくくなったら、本末転倒です。「隠す」ことと「使いやすさ」を両立させましょう。

隠す収納のもっともオーソドックスな方法は、以下のふたつです。

・収納をロールスクリーンで隠せるようにする
・収納に扉を付ける

もっともシンプルな方法は、収納を覆い隠せるようにロールスクリーンを取り付けることでしょう。天井に埋め込み用のくぼみをつくれば、ロールスクリーンの本体も隠せます。

キッチンの背面収納に扉を付ける方法も、人気です。一般的な折れ戸やフラッシュドア(平面戸)だけでなく、以下のようなデザイン性が高いドアもよく採用されています。

・がらりドア(ルーバー状)
・半透明のドア(ポリカーボネート等)
・天井まであるハイドア

なお、収納庫内にキッチン家電も隠す場合は、離隔距離にご注意ください。壁や天井から適切な距離を保たないと、火事等の原因になります。

目線より高い位置は、できるだけスッキリさせる

目線より上にあるものにご注意ください。目線より上は視界に入りやすく、目立つものがあると圧迫感や重々しさを感じ、スッキリ感が損なわれてしまいます。

目線より上に収納棚や吊り戸棚を設けるのであれば、地震対策もかねて、先述のとおり扉を付けていただくとよいでしょう。扉を付けない場合は、以下の対策が有効です。

・収納空間に空きスペースを残す ⇒ スッキリ感が損なわれにくい
・上のほうに大きなものや重いものを置かない ⇒ 圧迫感や重々しさが軽減される

背が高い冷蔵庫も、目立たないようにする工夫が必要です。

たとえば、隣のカップボード等とデザインの統一感を持たせ紛れこませたり、リビング・ダイニングから見えにくい位置に専用の設置場所をつくったりするとよいでしょう。


キッチンから生活感をなくす方法

キッチンから生活感をなくす方法

昨今の間取りでは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が一室になっているお家が多いでしょう。この間取りは、キッチンがリビング・ダイニングから見えやすくなります。

LDKはお客様を招き入れることもあり得る場所ですから、なるべくいつもきれいに保ちたいものです。しかし、キッチンは生活感が出やすく、モヤモヤされる方が少なくありません。

では、どうすればキッチンをスッキリときれいに保てるのでしょうか。

腰壁ありの対面キッチンにする

キッチンのお片づけが苦手な方や、毎日片づける時間がない方には、キッチンそのものを隠すレイアウトがおすすめです。I型の壁付けキッチンは避け、腰壁ありの対面キッチンにしましょう。

腰壁ありの対面キッチンなら、リビング・ダイニングからキッチン本体や足元を隠すことができます。天板の上が多少散らかっていても、あまり気にならなくなるでしょう。

ダイニング側への水ハネや油ハネも軽減できますので、掃除もラクですよ。腰壁をタイルや左官等で特徴的に仕上げると、高級感が出てインテリアとしても映えます。

キッチンカウンターの上に雑然とものを置かない

中には「腰壁のないアイランドキッチンやペニンシュラキッチンがいい」という方もおられるでしょう。そんな方は、キッチンカウンターの上に雑然とものを置かないように意識してください。

まずは、引き出しや収納の中に「キッチンで使うものの定位置」をつくりましょう。出したものは、使い終わったら必ず定位置に戻すように習慣化するといいでしょう。

とは言え、定位置に戻す作業が面倒だと習慣化できません。少しでも戻す作業を簡単にしたいなら、以下の意識が大切です。

・引き出しや収納の中は、多少ルーズにしまってもOKとする
・少しでも出し入れしにくいと感じたら、改善するように工夫する

出し入れが面倒だと、お片づけの習慣は続きません。ですから、出したりしまったりする作業のハードルをできるだけ下げましょう。

できるだけ持ちものを減らすことも、大切です。ものが少ないと掃除しやすくなり、きれいな状態を保てます。収納に余白が生まれますので、収納内もスッキリした印象になりますよ。

キッチンカウンターの上に雑然とものを置かない

インテリアにこだわり、見せるものはコーディネートする

最近では、キッチンのインテリアにもこだわる方が増えています。あなたも、キッチンのインテリアをコーディネートして、非日常感を演出してみてはいかがでしょうか。

まず、実現したい内装スタイルの特徴を書き出してみるとよいでしょう。たとえば、こんな感じです。

・和モダン
・シンプル
・スッキリ
・落ち着いた色
・余白を大事にする

上述のような簡単な箇条書きで大丈夫です。書き出した特徴をもとに、キッチンや家具、空間のスタイルを統一しましょう。

インテリアコーディネートについては、以下の記事でも触れています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。

新築住宅のインテリアと家具をコーディネートするコツ

色彩を調和させることも、大切です。

空間の配色には、基本形があります。以下の考え方をベースに、ご検討いただくとよいでしょう。

・ベースカラー (基調色):全体の70%
・アソートカラー (従属色):全体の25%
・アクセントカラー (強調色):全体の5%

キッチンのベースカラーと言えば、壁や天井の色になるでしょう。毎日見ても飽きないベーシックなオフホワイトやアイボリーが好まれます。

アソートカラーは、キッチンの主役になる色です。キッチンやカップボードの扉の面材に、この色をあてるケースが多いでしょう。レンジフードの色も、意識してみてください。

アクセントカラーは、差し色になります。キッチン家電やクッキングツール、ペンダントライトなどの色が該当するでしょう。絵画や写真、観葉植物の色をアクセントカラーにするのもおすすめです。


隠すキッチン収納のインテリア実例

最後に、隠すキッチン収納のインテリア実例を4つご紹介します。

白色と水平ラインを基調にしたキッチン

まずは、できるだけ情報量を減らし見た目をスッキリさせた事例です。白色と水平ラインでデザインを統一して、照明は埋め込みのダウンライトにしています。

冷蔵庫を奥の収納に隠し、吊り戸棚もなくしました。キッチン全体が明るく、軽やかで開放的な印象になっています。

白色と水平ラインを基調にしたキッチン

照明と御影石調の天板が映えるキッチン

つづいて、照明と御影石調の天板が映えるキッチンの事例です。スワン型の水栓や壁面のコーニス照明、アンティークなベンダントライトもアクセントになっています。

冷蔵庫のサイズに合わせて、配置場所を設計しました。壁と冷蔵庫の面を合わせて、できるだけ冷蔵庫の存在感をなくしています。

照明と御影石調の天板が映えるキッチン

異なるふたつのマテリアルをミックスしたキッチン

つづいてご紹介するのは、異なるふたつのマテリアルをミックスしたキッチンです。石と木をミックスして、トータルコーディネートしています。

・石目調:キッチン、ダイニングテーブル、テレビの背面
・木目調:床、キッチンの天井、ワークスペースの天板や笠木

アイランドキッチンの回遊動線に、パントリーを配置しています。買いだめしたものを見えないように収納できますので、使いやすさとスッキリ感の両立に役立っています。

異なるふたつのマテリアルをミックスしたキッチン

黒が主役のシンプルモダンなキッチン

最後は、黒が主役のシンプルモダンなキッチンです。キッチンの天板やレンジフード、ペンダントライトに「黒」を採用して、アソートカラーにしています。

背面のキッチン収納を扉で隠しています。通常は開けておき、来客があったときだけ扉を閉めると、使いやすさを損なわずに済みます。

黒が主役のシンプルモダンなキッチン

キッチンのコーディネートについては、こちらの記事もおすすめです。あわせてご覧ください。

キッチン・ダイニング横並びのレイアウト – 3つの実例と長所・短所


【まとめ】隠すキッチン収納のコツ

キッチンは生活感が出やすく、シンプルでスッキリした空間にするのが難しい場所です。見せる収納がはやっていますが、収納初心者には難度が高いでしょう。

収納が苦手な方や、毎日片づける時間がない方は、隠す収納を実践していただくとよいでしょう。隠す収納は生活感が出にくく、きっちり整理整頓しなくても大丈夫な点が魅力です。

昨今、大型スーパーやふるさと納税などを利用していて、食材等のストックが増えている方が少なくないでしょう。そんなご家庭でも、パントリー等の「隠す収納」が活躍してくれますよ。

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